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町民ら有志が集まり、保全に注力

　東伏見宮依仁親王の別邸として葉山町唯一の皇族別荘「旧東伏見宮葉山別邸」（堀内１９６８）は１９１４年に竣工した木造２階建て白亜の外壁が美しい洋館。昭和初期には葉山に５００棟近くあった別荘が姿を消し、今では貴重な別荘建築として知られる。
　１９５２年より宗教法人イエズス孝女会が維持管理を行ってきたが、建物の老朽化が進み、同会単独での運営が困難になった。解体の危機に、町民ら有志が「一般社団法人La Casa Blanca Hayama」を今年９月に設立。寄付や出資を募り、別邸の保全と利活用に向けたプロジェクトがスタート。改修が完了する来年５月ごろから結婚式や講演会、音楽や伝統芸能の公演など幅広い活用を目指している。

＊今後の運営等については、公式LINEアカウント「旧東伏見宮葉山別邸」などで発信していく
問い合わせ：support@hello-renovation.jp