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2024.09.12
「金沢区シニアクラブ連合会」会長にインタビュー(2024年9月13日号金沢版)
9月16日は敬老の日。そして、多年にわたり社会に貢献してきた高齢者の長寿をお祝いする敬老月間でもある。そこで今回は、金沢区の高齢者の活動を長年支え続けてきた「金沢区シニアクラブ連合会」会長・森川年一さんに、金沢区の高齢者について、話を聞いた。
金沢区の高齢者とシニアクラブ
区の高齢化率(65歳以上の人口割合)は、30.2%。横浜市平均の24.7%を上回り、18区中第2位となっている。まずは、区の高齢者の現状について、金沢区シニアクラブ連合会の森川会長に話を聞いた。「高齢者自体は増えていますが、区のシニアクラブの会員数は少しずつ減少しています。区の高齢者は、概算で10人に1人くらいの割合でシニアクラブに入っていると考えます。減少の原因はメンバーの高齢化。亡くなる方がいて自然減となる。ここ数年は、コロナ禍で集う機会が減ったことも一因かと思われます」。そのような中で、シニアクラブの活動の意義については「一人で過ごすことが好きな人もいるし、いろんな方がいるのでみんながシニアクラブに入る必要はないと思いますが、ただクラブに入っている人達も集まって楽しんで終わりだけではもったいない。シニアは世の中で一番体験をしてきている世代であり、一番時間がある世代。だからこそそれを活かし、もっと勉強をして、現役世代の方に恩返しができるようなことも、ひとつの役割としてやらなければと思います」と話す。
シニアの力を活かす
金沢区シニアクラブ連合会のホームページは、同連合会の中にある14の委員会のうちのひとつ、IT委員会のメンバーが立ち上げた。森川会長もそのIT委員会のメンバーのひとり。現在も森川会長やメンバーの方々が更新作業や管理を行っている。森川会長は、「高齢者の自由時な間をどう使うか。昨年ホームページの立ち上げを、メンバーと共に取り組みました。今はもうITの時代ですから『高齢者だから使えない』と言うのは簡単ですが、ITに限らずそういう知らないことにもチャレンジすることに価値があると思っています。でも何でも長く続けていくには、肩の力を抜いてやるのが一番!」と明るく話す。
町内会・自治会単位のシニアクラブについて
シニアクラブは基本的に町内会・自治会単位で設立されている。金沢区シニアクラブ連合会は、各単位シニアクラブの活動の補助・支援を行っている。区内には約170の町内会・自治会があり、その中でシニアクラブがあるのは約70箇所(シニアクラブがある地区は、連合会のホームページ内「あなたの街のシニアクラブ」で確認を)。シニアクラブのない町内会・自治会の方は近隣のクラブへの参加を可能としていたが、近隣にもクラブがない地域も多くあった。この問題の解決に向け、昨年連合会直下にシニアクラブ「ぼたんの会」を設置した。入会すると、関係各所のイベント情報が提供され、シニアクラブの会員として参加ができる。シニアクラブの活動に興味がある人は、ぜひホームページで確認を。
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横浜市金沢区泥亀1丁目21番5号(いきいきセンター金沢内)