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「大切なことは想像力や観察力、体験」

　横須賀市田浦泉町のアーティスト村で活動する小説家・少女漫画家の折原みとさんによる小説講座が６月25日にウェルシティ市民プラザ（逸見町）で開催され、小・中学生とその保護者ら約２００人が参加した。
　１１０万人が涙したミリオンセラー『時の輝き』（講談社）をはじめ、数々のヒット作を生み出している折原さんがイラスト・文ともに手がける児童小説『うみねこ館の四姉妹』を今年４月に株式会社ポプラ社から発売。横須賀の秋谷を舞台にした物語は折原さんと同社により市立の全小・中学校（69校）へ寄贈され、今回の講座を開催する運びとなった。
　「知れば知るほど奥深い横須賀の魅力を発信したい。田浦を舞台にした小説も執筆予定です」と折原さん。講座では小説や文体の種類、５Ｗ１Ｈの他、物語の基本となるテーマ、主人公、ストーリー（起承転結）、結末をどう決めるかなど、作品を例にとって話す折原さんの説明は分かりやすく、子ども達は真剣に聴き入っていた。
　折原さんは、「小説を書くために大切なことは想像力、観察力、体験、自分の考えなど。これらを大事に、小説だけでなく毎日の生活の中でも役立てていただけたらうれしいです」と締めくくった。

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