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2022.12.09

余郷隆正さん、さくらさん兄妹さらなる高みを目指して横須賀から世界へ(2022年12月9日号横須賀・三浦・湘南版)

余郷隆正さん、さくらさん兄妹さらなる高みを目指して横須賀から世界へ(2022年12月9日号横須賀・三浦・湘南版)

上地克明横須賀市長を表敬訪問

 兄妹でアルペンスノーボード競技に取り組む横須賀市の余郷隆正さん(21)とさくらさん(19)が11月24日、上地克明横須賀市長を表敬訪問し、シーズンに向けて目標を語った。
父親の影響で隆正さんは5歳から、さくらさんは3歳からスノーボードを始め、現在、2人共オリンピック強化指定選手に選抜されている。種目は2人同時に滑走し、先にゴールした方が勝ちというパラレルジャイアント・スラローム。その魅力は「得点でなくスピードを競うので、勝敗がはっきりしていて楽しい」とさくらさん。
 隆正さんは中学、高校時代は野球、ラグビー部に所属。スノーボードは「18歳で遊び半分に再開した」が、身体能力をさらに高め競技に転向、僅か3年で今年3月「オーストリア選手権」で10位。国内ランキング3位の成績に。実家の法蔵院を継ぐため仏門に入り、僧侶の資格も取り、選手生活と両立させている。
 小学高学年から競技に取り組むさくらさんは今年2月、北海道の阿寒湖畔で開催された「全日本ジュニアスキー選手権大会スノーボード・アルペン競技」で優勝を果たし、国内ランキングは10位。11月下旬からヨーロッパの4大会に出場し、レベルの高い試合で経験を積み、来年3月の全日本選手権で優勝を目指す。2人共、2026年冬季オリンピックでメダルを獲得することが夢。
 上地市長は2人に市イメージキャラクター「スカリン」のマスコット等をプレゼント。「お守りにして横須賀を背負ってがんばってください」とエールを送った。