編集部のオススメ記事

2022.04.14

〝請願駅”としてJR東逗子駅誕生70周年(2022年4月15日号横須賀・三浦・湘南版)

〝請願駅”としてJR東逗子駅誕生70周年(2022年4月15日号横須賀・三浦・湘南版)

今後は記念イベントなども開催予定

 東逗子駅の開業70周年を祝って同実行委員会の発足式が4月3日に逗子市商工会館で行われた。同会は顧問に曽我圭一東逗子駅管轄JR逗子駅長、桐ケ谷覚逗子市長、相談役に三田村鳳治法勝寺前住職、蟹江康光さん(ジオ神奈川)、松永一裕さん(ふれあい塾)、市内関係各団体からの14名で構成された。
1889年、大船駅〜横須賀駅間が開通し鎌倉駅・逗子駅・横須賀駅が開設された。東逗子駅の設置は長い間実現されず、沼間住民らの請願により1952年4月1日に開業した。「東逗子駅は地域住民が500万円の寄付を集め、土地や駅舎などの建設費用を負担して開業した〝請願駅”です。沼間の人々の想いでできた駅であることを後世に伝えたい」と100歳を迎えた三田村前住職は、小学生の頃の思い出を交えて当時を振り返った。  
同会発起人代表の矢島明さんは「さまざまな事業を遂行し、この地の歴史を次代へ継承します」と話し、今後は駅舎内でパネル展示や記念冊子作成、開業70周年記念式典を秋頃に予定している。