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2025.12.19

初詣に出かけよう!(2025年12月19日号横須賀・三浦・湘南版)

初詣に出かけよう!(2025年12月19日号横須賀・三浦・湘南版)

●午年の守り本尊「勢至菩薩」を祀る長安寺

 京急久里浜駅から徒歩約8分。1533年に「亀養山松樹院 長安寺」として創建された浄土宗のお寺。本堂には正面に阿弥陀如来。その脇侍として右手に観音菩薩が祀られ、左側の勢至菩薩が午年の守り本尊で、智慧の光で人々を迷いから救うとされている。不動堂には横須賀市指定文化財の不動明王が祀られ、1月28日初不動で開帳。本堂左側のレリーフの前には十一面観音菩薩ほか15躯体の仏像も祀られている。創建間もない時期のものと推測されるビャクシンの木が本堂脇に立つ。
 大晦日には除夜の鐘をついて新年を迎えよう。23時から一般の参拝者に整理券を配布し、23時30分から鐘つきが開始される。甘酒の無料配付もあり、多くの参拝客が訪れる。御朱印を集めながら三浦半島の干支守り本尊を巡るのもお勧め。


運気上昇や成功を引き寄せる午年!海南神社

 来年は60年に一度の丙午(ひのえうま)年。馬は力強く駆け抜ける姿から「飛躍」「成長」「繁栄」の象徴として、前へと進む姿は夢に向かって背中を押してくれる存在だ。
 創建982年の三浦市三崎の海南神社は、海上安全、大漁、商売繁盛、金運、子宝、安産、良縁、無病息災、学業成就などのご利益があるとされる。ご祭神は藤原資盈公(ふじわらのすけみつこう)と盈渡姫(みつわたりひめ)。午の根付けは、「物事がうまくいく」「幸運が駆け込んでくる」といった意味や健康や豊かさ、躍動感、力強さを表し、鈴や五色の紐は身を守ってくれる魔除け、厄除けの意味があり、縁起物とされる。境内には木造の神馬が祀られている神馬舎があり、足の病気の回復、治療効果を願う人が訪れている。