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2025.09.02
横須賀市自然・人文博物館 にて特別展示「横須賀の歩んだ昭和」開催中(2025年9月5日号横須賀・三浦・湘南版)

今年は昭和100年にあたり、アジア・太平洋戦争終結から80周年を迎える。横須賀市自然・人文博物館では横須賀が歩んだ「昭和」時代の歴史をテーマとした特別展示を12月28日㈰まで開催中。戦争という試練を乗り越え、復興とともに高度経済成長を遂げた激動の時代。横須賀は戦前には「大軍港都市」として重要な役割を果たし、戦後は「平和産業港湾都市」実現に向けて再出発した。
学芸員の藤井明広さんの解説で展示を見学。横須賀市の合併変遷、終戦により廃棄された銃、横須賀海軍工廠「6号ドック」と空母「信濃」、特攻の訓練基地、引揚港としての浦賀、占領下で一度倒されたペリー上陸記念碑の再建、同時期に久里浜に横須賀市立博物館(同博物館の前身)が開館。昭和の茶の間や商店の再現や写真、映像などで時代の流れがよく分かる。
藤井さんは「貴重な史料を通して過去の歴史を学び、昭和を知らない人たちには両親や祖父母が暮らした時代を知り、会話のきっかけになれば」と、来場を呼びかけている。
問い合わせ:☎︎046-824-3688