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2025.07.11

「TICAD9開催記念」世界銀行と横浜市立大学連携イベント
―世界を動かすリーダーが語る世界銀行副総裁の講演会―
(web版)

「TICAD9開催記念」世界銀行と横浜市立大学連携イベント
―世界を動かすリーダーが語る世界銀行副総裁の講演会―
(web版)
副総裁マーシー・テンボン氏は、前列右から3人目

 横浜市立大学は6月18日、今夏開催の「第9回アフリカ開発会議」を記念して、世界銀行副総裁兼官房長マーシー・テンボン氏を招き講演会を開催した。テーマは「居住可能な地球で貧困のない世界をつくる」。アフリカの課題や世界銀行の役割について、国際教養学部生を主とする学生約250人に語った。

 テンボン氏はアフリカ・カメルーン出身。貧困問題の解決を志し、大学卒業後は教師として勤務したのち、世界中の貧困に向き合う世界銀行へ。各国での経験から資金の重要性を痛感し、広報活動にも力を注いでいる。

 講演後は質疑応答が行われた。バングラデシュ出身の1年生男子が「大学生活を送る上でのアドバイスを」と英語で質問。テンボン氏は「大学でのコースは全て大事。まじめに学んでください、全力投球でね」と笑顔で答えた。 学生の問いかけに真剣に耳を傾け、「学生時代の学びが最も大切」と語る姿が印象的だった。