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　小野寺美帆さん（横須賀市）と矢部雅子さん（逗子市）は昨年、絵本原画のコンクール「イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」で入選。世界81の国と地域から３５２０人が応募の中78人、日本からは４作家が入選に輝いた。世界で唯一の児童書専門の見本市「ボローニャ・チルドレンズ・ブックフェア（ＢＣＢＦ）」は１９６４年に始まり、昨年で61回目。このＢＣＢＦが同展を主催し、期間中は世界中から関係者が集まり、展覧会や講演会などのイベントも行われた。
　昨年入選の通知を受け、４月にボローニャに行き、入選者同士の交流があった時に二人は意気投合。緊張の授賞式から帰国し作品は東京・板橋と兵庫・西宮の美術館で展示された後に世界の美術館を巡回し、個展やワークショップも開催されるなど活躍の場が広がった。

写真：矢部さん（右）は「小野寺さんの銅版画から手仕事の温かさが伝わってきます」、小野寺さんは「矢部さんの作品は見ていて元気が湧いてきます」と印象を伺った。二人の作品は6月2日（月）〜7日（土）、ピンポイントギャラリー（渋谷区）の展覧会で見ることができる。