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2025.01.10
【みうらんワールド】2025年初歩き!海と富士山の絶景スポットへ(2025年1月10日号横須賀・三浦・湘南版)
◆峯山から子産石へ
峯山バス停からスロープを下って、波が打ち寄せる海岸へ。雪をかぶった富士山が青い海の向こうにくっきり見えた。ここから車に気を付けて海沿いの歩道を行こう。
次の停留所横に直径約1㍍ほどのまん丸の「子産石(こうみいし)」が。この近くの海岸から出土した大小さまざまな丸石は、子を産みだす石ということで子宝や安産祈願の神の石と崇拝されてきた。
◆久留和漁港の澄んだ海
真言宗のお寺「円乗院」の横を右へ下っていくと久留和漁港。右手に長者ヶ崎が見える。砂浜で遊ぶ子どもたちの笑い声。透きとおった海の中には小魚がたくさん泳いでいるのが見える。この日は風もなく良いお天気。
◆立石公園で浮世絵の世界へ
久留和からバス通りを歩くと、左に湘南国際村へとつながるトンネルが見えた。海は岩場になって立石公園に到着。葉山御用邸ができ、明治30年代には皇族の方々が秋谷海岸散策の時に利用されたお茶寮(休憩所)があった場所。私たちも東屋でひと休みしたら遊歩道から出崎(ぼんてん)へ渡ってみよう。この岩場にある松と海の中にそびえる巨岩「立石」の海岸風景と富士を構図に、浮世絵師の安藤広重が『相州三浦秋屋の里』を描いている。夕暮れの富士山がシルエットになる頃を狙うアマチュアカメラマンも多い。
波の音を聞きながら砂浜を散歩。ベンチで読書する人やはしゃいで駆け回る子。私たちは、波にもまれた貝殻やシーグラスを探してみよう。
帰りのバスの車窓からも景色を楽しんで逗子駅へ。今年も良い年になりますように。