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2024.12.19

巳年の初詣に出かけよう(2024年12月20日号横須賀・三浦・湘南版)

巳年の初詣に出かけよう(2024年12月20日号横須賀・三浦・湘南版)

「蛇は弁財天の使い」鎌倉銭洗弁財天(宇賀福神社)

 小・中学生が遠足などで訪れ、外国人観光客にも人気の銭洗弁財天。鎌倉幕府を樹立した源頼朝公に巳の年、巳の月の巳の日、『西北の方角に湧き出す泉の霊水で神仏をまつれば国内は平穏に治まる』という夢のお告げが隠れ里の主、宇賀神からあり、佐助ケ谷に泉を見つけ岩窟を掘らせ、宇賀神をまつったと伝えられている。鎌倉五名水にも数えられる湧水(銭洗水)でお金を洗うと「福を授かる」といわれ、金運向上・商売繁盛の祈願に多くの参拝者が訪れる。朝8時から9時30分頃が比較的人も少なくゆったりとお参りができるそう。
 境内には七福神社や水神宮(上社、下社)などがあり、池の鯉や緑に囲まれて自然を満喫できる。弁財天のお使いが蛇であることから、巳の好む奉納用生玉子を購入し、5カ所にお供えする参拝者も。巳年の初詣に出かけてみては。

辰・巳年の守護本尊普賢菩薩を祀る
延命寺
 辰・巳年生まれの人を守護するのは、慈悲・徳行の実践を説く普賢菩薩。古来より普賢菩薩を信仰することで、その力を借りて困難に立ち向い、幸運を引き寄せることができるとともに、女性を強く守護される菩薩としても知られている。
 その普賢菩薩を祀っている高野山真言宗逗子大師 延命寺の神田住職は、「普賢菩薩御開帳の毎年4月15日から5月15日は本堂から1階玄関ホールに移動します。左手に蓮の花を持ち力強さを表す象の背に乗っている坐像で、智慧と慈悲を象徴する菩薩様らしい柔和なお顔を近くでご覧になれます」と話す。ご利益は健康・長寿。ぜひ訪れてみては。