編集部のオススメ記事

　猿島を目の前に、家族でにぎわう横須賀の「うみかぜ公園」に石焼き芋のキッチンカーがやってくる。遊具広場の家族連れやスケートボードなどを楽しむ子どもたちが、焼き芋をほおばりながらひと休み。キッチンカー「まねきいも」を営むのは茅ヶ崎市在住の西之宮真梨子さん。焼き芋屋を営んでいた友人を手伝っていたが、今年４月から車と石焼き芋機を譲り受けて一人で移動販売をスタート。平日は茅ヶ崎、平塚、藤沢などに出店、（一社）三浦半島フードトラック協会に加盟して「うみかぜ公園」に週末だけお店を出している。
　日本の焼き芋は昔風のホクホクからねっとり甘いタイプが人気。「まねきいも」では収穫して２カ月以上熟成させたさつまいもを、仕入れ石焼き機でゆっくり火を通す。蜜を出す作業でより甘く、ねっとりした石焼き芋ができあがる。
西之宮さんは中学２年、小学２年生の男の子を育てるシングルマザー。「いろいろな仕事をしてきましたが、今までで一番楽しい仕事。子どもと一緒の時間が作れるのがうれしいです」と話す。
　暑い夏には冷やし焼き芋も販売。より甘味が増して芋ようかんやスイーツ風の味が楽しめる。「この仕事を始めてから子どもたちも焼き芋をよく食べるようになり、便秘解消になっています」と笑顔。

【うみかぜ公園  出店日】
12月21日（土）・28日（土）・1月2日（木）・3日（金）※荒天時休み
問い合わせ：「まねきいも」manekiimo2@gmail.com