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作品「ヒクイドリ」

　「嘉成はだれかの いや、多くの方々の助けなしに生きていくことは困難でしょう。だから、みんなから好かれる子になってもらいたい」。息子に向けられた、慈愛に満ちた両親の言葉。その息子・嘉成さんと、父・和徳さんがこの度講演会を行う。

　１９９４年生まれの嘉成さんは、２歳のとき自閉症と診断される。両親は愛で満ちた適切で厳しい療育を行い、息子の生活の自立を確立していくが、嘉成さんが11歳のとき最愛の母が死去。それからは父・和徳さんと二人三脚で暮らしている。２０１３年からは自宅アトリエにて本格的な創作活動をはじめた。嘉成さんの描く生き物たちの姿は多くの人々を魅了し、国内外で数々の賞を受賞。現在は個展や講演会などでたくさんの人々に元気と感動を与えている。２０２５年春には、横浜にて初の個展開催を予定。

　今回の講演では、父の和徳さんがわが子と歩んだ軌跡とともに、「適切な療育」の大切さ、いかにしてアーティスト・石村嘉成が育ったのかについて語る。定員２７０名（自由席）、参加無料、事前申込制のため申し込みはお早めに。