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2024.08.19

横須賀市自然・人文博物館にて「しぜん☆はくぶつチャンピオンシップ」開催中(2024年8月23日号横須賀・三浦・湘南版)

横須賀市自然・人文博物館にて「しぜん☆はくぶつチャンピオンシップ」開催中(2024年8月23日号横須賀・三浦・湘南版)

学芸員お薦め!  貴重な標本が一堂に

 横須賀市自然・人文博物館ではオリンピックにちなみ、博物館が収蔵する世界約90の国や地域の自然資料を集めた「しぜん☆はくぶつチャンピオンシップ」を開催中。 
1954年の開館以来、歴代の学芸員が収集したものやコレクター、学校からの寄贈品など各分野のナンバーワンの見応えある資料が注目を浴びている。
 巻貝の最大級「アラフラオオニシ」は初代学芸員の羽根田弥太博士が70〜80年前インドネシアで収集してきた標本。パラオ共和国で採集された世界最大の二枚貝「オオシャコガイ」は、横須賀にルーツを持つ武菊夫さんから寄贈されたものだが、現在はワシントン条約で保護されているので手に入らない貴重な標本。鮮やかなブルーのマダガスカル原産「タビビトノキ」の種、ヒマラヤの極寒に適応した巨大な高山植物「セイタカダイオウ」の大型写真なども目を引く。学芸員の“イチオシ”のほか、見学者も良かった展示物を投票する参加型の企画。
 「後世に残るコレクションを身近に感じていただきたい」と、海洋生物学の学芸員・萩原清司さん。11月4日㈪まで。
☎046-824-3688