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2024.07.05

夏野菜を食べよう!(2024年7月5日号横須賀・三浦・湘南版)

夏野菜を食べよう!(2024年7月5日号横須賀・三浦・湘南版)


カラフル野菜を発見して食べる喜びを

 飲料工場から出るお茶殻などで堆肥を作り、農薬に頼らないこだわりの農法で、おいしい野菜を作っている横須賀市長井の「ブロ雅農園」では年間約100種類を栽培。オーナーの鈴木雅智さんは農業高校の教員を11年間していた経験を生かし、「農業は楽しい」をテーマにユニークな農業体験を行っている。近くの「三浦YMCAグローバル・エコ・ヴィレッジ」で農業全般の話と畑での収穫体験をセットでプログラムを作っている。畑にはスーパーなどでは見かけない珍しい野菜が多く「カラフル野菜をわざと不規則に混ぜて植え、発見する喜びも味わってもらう」そうだ。
 子ども達は一面に広がる畑の景色やフカフカの土に触れ大根を抜いたり、ハサミでナスを切り落とす感触に感動。身近に農業を感じてもらっている。収穫体験は団体20名以上、個人も5組以上から。

三浦の海風と太陽が育てるこだわり野菜

 三浦市菊名の「くろぜむ農園」では海風や太陽の恵み、海藻などを肥料としたミネラル豊富な畑で野菜やフルーツを作っている。“くろぜむ”とは千年以上続いている農園の先祖・山田九郎左衛門由来の屋号。「父の背中を見て農業をやろうと決めた」代表の山田充さん。ご夫妻が育てる夏野菜は、赤熟もぎりの「王様トマト」、若もぎのキュウリ、ジャンボニンニク、カボチャ、ナス、ピーマン、メロン、スイカなど。
 子育て中の靖子さんも納品に出かける。忙しい方にも手軽に野菜を摂取してもらいたいと考案した『海風のドライベジ』は、旬の野菜を繊維を見て手作業でカットし、天日干しした商品で旨味も甘味もぎゅっと濃縮。県から女性が開発した優れた商品であるとして『神奈川なでしこブランド』に認定された。