編集部のオススメ記事
2024.06.14
雨の日でも金沢図書館に行ってみよう♪
(2024年6月14日号金沢版)
雨の日も多くなってくるこの時季。「屋内でも楽しめる場所」を探し求めてたどり着いたのはー図書館。身近にあり知っているようだけれど、意外と知らない図書館という場所。今回は我らが金沢図書館の魅力に迫ってみたい。
ロビーの展示スペース
来館して最初に目に入るのが、入口の展示スペース。さまざまな団体、施設などと連携し、毎月企画展示を行っている。6月23日㈰までは金沢動物園による「キリンのいろいろ」を開催中。キリンに関する情報や、ガラスケースに展示されている実物のキリンの頭骨は見物だ。「展示にまつわる図書の紹介や、金沢動物園で実際にキリンを観察するイベントも連携企画しています。展示をきっかけに図書館にも関心を持ってもらい、いろいろな形から足を運んでもらう機会を創出しています」と館長の小島さんは語る。
館内の紹介
館内は1階がカウンター・児童図書室、2階が一般図書室となっている。1階には、靴を脱いであがる小上がりの絵本スペースも。子ども向けの「おはなし会」のイベントも定期的に開催(5面参照)。 2階の一般図書室は、幅広いジャンルの一般書から、新聞・雑誌・郷土資料や外国語資料など、蔵書は多岐にわたる。
地元愛を感じる「金沢区ゆかりのコーナー」には、郷土資料や区にゆかりのある作家の本、金沢区が舞台となった作品などが並ぶ。金沢区は、直木賞のもととなった作家・直木三十五のゆかりの地。そのため直木賞受賞作品も多数取りそろえている。
おすすめ
たくさんある本の中でおすすめを聞いてみた。「階段を上がってすぐ左手側にある大型本は、美術史や歴史書など個人ではなかなか所有できないものがそろっていて見応えがあります。例えば旅行に行くとき、図書館でちょっと予備知識を仕入れてから行く。帰ってきたらその場所のことを調べるなど情報と関心が広がると思いますよ」と小島館長。司書の橋本さんは、「古くて市販では手に入らない本もあります。特に郷土の本は保管し、地域の皆さんに見ていただくというのも図書館の大事な役割でもあります」と話す。
金沢図書館(泥亀2-14-5)
☎045-784-5861 9:30〜19:00 (土〜月は17:00まで)
【休館日(直近)】 6/17(月)・7/2(火)〜7/4(木)