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2023.07.14

昔と今を見比べよう!横浜金澤今昔地図が完成(2023年7月14日号金沢版)

昔と今を見比べよう!横浜金澤今昔地図が完成(2023年7月14日号金沢版)

 歴史と自然に恵まれた金沢区は、戦後大規模な海の埋め立てが行われ、すっかりその姿を変えた。その成り立ちが一目でわかるように作られた地図が販売され今大注目!

横浜金澤今昔地図の成り立ち

 今年5月31日から販売を開始した「2023年版 横浜金澤今昔地図」。畳むとA4、広げるとA1と大きく見やすい地図が出来上がった。「まずは自分が住んでいるところを探し、その昔は海の中だった!という発見もおもしろいですよ」と教えてくれたのは、横浜金沢観光協会の佐藤英一事務局長。「今回も横濱金澤シティガイド協会の皆さんと熱い激論を交わしながら、ようやくこの形にまとまりました」最新版の地図に、昔の地図を重ね、確認と修正をしながらの緻密な作業は大変だったと想像できる。

 元々は24キロ平方メートルだった金沢区は、臨海部の埋め立てにより現在は約31キロ平方メートルに。横浜市内でも6番目に広い区となっている。「歴史の資料として使ってもらいたいです。先日はご購入いただいた女性から“なつかしくて涙が出ました”といううれしい感想を寄せてくれました」と職員の永井由美さん。

 300円という有償販売にしたのは「大事にしてもらいたいから」。そして永井さんは「自分が住んでいるところは、昔どんな感じだったのか見てほしい」と話す。佐藤さんは「横浜金沢を紹介する資料がまだまだたくさんあります。歴史文化資産を打ち出していきたい」と目標を掲げた。歌川広重の描いた金沢八景の絵も掲載された横浜金澤今昔地図を片手に、金沢区を巡り歩くのも楽しそうだ。どんな地図かは、購入後のお楽しみに。今回の製作部数は3000枚。大好評ですでに多く買い求められている。ぜひ手にしたい方は、お早めに!


お問い合わせ:一般社団法人 横浜金沢観光協会

Tel.045-780-3431

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