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2023.06.16

おめでとう! 六浦小学校創立150周年(2023年6月16日号金沢版)

おめでとう! 六浦小学校創立150周年(2023年6月16日号金沢版)

 明治5年(1872年)に学制が定められ、1年後の明治6年5月23日に六浦小学校が誕生。当初は今の光伝寺内の本堂を借り「三分学舎(さんぶがくしゃ)」として開校した。生徒数は男子95人、女子14人でのスタートとなった。

記念式典の様子

 六浦小学校創立150周年を祝う式典が、5月27日㈯同校の体育館で盛大に行われた。晴天に恵まれた当日は、5年生の合唱「花は咲く」で始まり、続いて150周年に向けた取り組みの様子が上映された。6年生の生徒3人が仙人に扮装し、昔の様子をスライドと共にわかりやすく説明。六浦中学・釜利谷中学の先輩たちからは、吹奏楽部の演奏がビデオで紹介され、1曲ごとに熱い拍手を送っていた。そして6年生による迫力ある太鼓の演奏が披露された。

 次はお世話になった方々を招いての式典。六浦睦木遣保存会の皆さんがお祝いの木遣、木川PTA会長、永井金沢区長、青木南部学校教育事務所長らの祝辞のあと、記念公演が行われた。講師は、尾上校長先生と長年の友人でもあるNHKエンタープライズの小野泰洋さん。担当番組のひとつ「ダーウィンが来た」のひげじいも登場した講演タイトルは「花鳥風月の大冒険」。わくわく・どきどきの出会いや発見、未知の世界に向かう、自分で体験する、などの大切さを生徒と参加者に伝授した。

 「明治42年、創立40年ごろ現在の場所に木造2階建ての校舎が出来ました」と説明してくれたのは、尾上伸一校長と、内野泰久副校長のおふたり。「長い歴史の中で、戦争も災害も、関東大震災と東日本大震災も経験している小学校ですね。」150周年を迎えるにあたり「せせらぎ池、ウサギ小屋などを生徒と共に整備したり、地元のお菓子屋さんと協力して作ったフィナンシェという焼き菓子も作って販売。大好評でした」と笑顔。尾上校長の得意としているスケッチが、のぼりの一部に描かれている。「11月の完成を目指し、気持ちも、ページ数もあつい!150周年の記念誌を製作中です。ご期待ください」と喜びを語った。