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2023.04.28

地域を盛り上げる企業のトップインタビュー「株式会社 ジェイコム湘南・神奈川」(4・5月号掲載)

地域を盛り上げる企業のトップインタビュー「株式会社 ジェイコム湘南・神奈川」(4・5月号掲載)

「行政区単位に映像で元気を!ケーブルテレビのジェイコム湘南・神奈川の原社長にお話を伺った」

J:COMってどんな会社?

 弊社の主力商品は個人向けサービスとしての、ケーブルテレビ、高速インターネット、固定電話、スマホの4サービスとなります。これらを多くの方々に使っていただき、地域のお役に立っていきたい。また、自社の通信インフラを持っており、光ケーブルを地域に張り巡らせて、その光ケーブルを使った高速インターネットサービスやWiFi環境を更に充実させています。

 これからは、地域の安心・安全として防犯カメラサービスや商店街等で使えるWiFi環境整備にもこの通信インフラを使っていきます。ローカル5Gで通信インフラの高度化を進めているので、大容量で超高速の通信が必要なケースが出てきた時には是非提案し、地域にあるこのインフラを有効に活かしたい。そして、多くの方々に使っていただければ、多くの設備投資を進め、コンテンツを充実させ、更にサービスも増やしていくことができます。

今後のビジョンについて

 人生100年時代を皆で楽しみ、一緒に地域を盛り上げること。そういうところでお役に立ちたい。年を重ねていくとお困りごとがいろいろ出てくるが、そういうことにも様々な対応ができるようになり、便利なサービスが提供できるように日々研究しています。例えば、オンライン診療とかMaaS(マース:公共交通機関を、ITを用いてシームレスに結びつけ、人々が効率よく、かつ便利に使えるようにするシステムのこと)。車の免許返納がこれから進む中で、外出時の移動手段としてMaaSの必要性は高まってきます。また、BtoB、BtoGにも事業フィールドを拡大予定。これらはビジネスという側面はありますが、基本は地域課題の解決と捉えており、地域DX(デジタル技術を活用して地域社会を変革していくこと)として大切にしていきたいと考えてます。

社長から読者の皆さんへ

 「地元のケーブルテレビである」ということが大事で、これを忘れず仕事をしています。地元のメディアとして行政区単位で放送を出せるというのはケーブルテレビしかありません。地元メディアというのは、地域の方々にどんどん使っていただくことができる情報発信の場でもあり、情報を取得する場です。そのメディアを“地域にどのように活かせるか”と“地域の方々にどのように使ってもらうか”ということを追及し、その中で三つの軸を立てています。① 地域に根ざした取り組みをぶれずにやっていく。② 地域の為にメディアとしてあるべき姿を追っていく。③ 自前の通信インフラを地域の方々に活用してもらう。

 さらに、地域の方々から、こういうサービスがあったらいいな、こういう事業があると便利だなというような声があるとありがたいです。

 また、イベントを数多く企画して、地域を盛り上げることも弊社の役割の一つ。2023年4月28日 はまかぜ新聞主催の歌謡祭に弊社が初めて協業し、当日の模様をテレビで放送する予定です。他の企業様と一緒に開催することも地域活性化の一つであり、こういう時なのでイベントは元気が出るし、一緒に協業することはいいなと思っています。もちろん、弊社オリジナルのイベントもこれからどんどん企画し、コロナも緩和されてきているようなので、イベントで地域の皆様を元気にしていきたいと考えています。