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2023.04.28

60周年を迎える「花壇展」(2023年4月28日号中区・西区版)

60周年を迎える「花壇展」(2023年4月28日号中区・西区版)

  「花壇展」は東京オリンピックの開催を翌年に控えた年に、横浜市の「花いっぱい運動」の一環として「ヨコハマ花壇展」が開催されたのが始まり。今では遠方から足を運ぶ観光客も増加しているという。全21区画の花壇を観て、自宅のガーデニングの参考にするのも悪くないだろう。

花と緑溢れる横浜を満喫

  去る4月7日㈮、横浜公園、山下公園、日本大通りを会場として、第45回「よこはま花と緑のスプリングフェア」2023が開幕。これは昭和54年から、横浜の春の風物詩として開催されているイベントで、昨年は約26万6千人もの来場者で賑わいを見せた。

横浜公園では10万本を超えるチューリップが咲き乱れ、心弾むような風景を堪能することができた。また「GREEN×EXPO 2027」のPRブースや球根や花苗などを販売するフラワーマーケット、チューリップの人気投票や基金のチャリティーブースなど、各種ブースが出展。横浜産、地産地消のキッチンカーなどの出店も楽しめた。

力作揃いの「花壇展」

  美しい港やみなとみらい地区の風景が見渡せる、海風が心地よい山下公園では、第60回「花壇展」がスプリングフェアの一環として5月7日まで開催されている。横浜の造園事業者等が趣向を凝らした21区画の花壇が並ぶ。

「花壇展」は昭和38年に始まり、今年で60周年という節目の年を迎えた。出展に協力している一般社団法人横浜市造園協会の担当者は「私どもの法人には現在79社の会員が登録しているので、4年に1回、順番に出展してもらっています。毎年レベルが上がってきていると思います。年々華やかにもなっています。お陰様で、この「花壇展」をお目当てに来てくださるお客様も増えました。60周年記念誌を作る計画も持ち上がっているんですよ」とさらなる飛躍を語ってくれた。

「花壇展」は5月7日まで開催

  「花壇展」に出展している南区にある田澤園の田澤社長にお話しを伺った。「街の景観や景色は大事だと思います。都市にもっと緑を、と思います。横浜市の行政はスプリングフェアやガーデンネックレス横浜など、花と緑を生活に根付かせることに積極的でいいと思いますね。「花壇展」も年々技術やレベルが高くなってきています。いいものができているので、是非開期中に見に来て欲しいですね」。  職人の技が光る思い思いの花壇を観に、山下公園にお出かけになってはいかがだろうか。

※現在、横浜公園のブースは終了。