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“誰かがどこかで応援してくれる”日本初の試み

　子どもの頃の虐待が主な原因で親を頼れない若者が暮らす「自立援助ホーム・なんとかなり荘」を運営する認定NPO法人なんとかなる（共同代表：岡本昌宏・吉田雄人）は、20歳で退荘する時に「家を借りられない・仕事がない・知識もない」という三重苦を背負わないために、金銭教育と貯蓄推奨プログラムの体制を整えた。
　１月30日から２月28日まで、実現に必要な２００万円は賛同者から寄付を募るクラウドファンディングを開始。結果２２０名の支援者から461万5000円の寄付が集まり無事に終了した。この春、退所する１名に早速、導入が実行され、生活を側面から支援するプロジェクトが始動した。
　「なんとかなり荘は２名になりましたが、県内には自立援助ホームが14箇所あります。単なる現金給付ではなく、誰かがどこかで応援してくれる日本初のこのシステムが早く確立できるよう、他の施設にも広げて頑張りたい」。吉田雄人さんは、目標額を超えた資金で数名がプロジェクトを利用できるようになったと喜びを語った。
◆問い合わせ：☎︎０４６-８９０-０１７７

写真：共同代表の岡本昌宏さん（左）と吉田雄人さん