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良き伝統を引き継ぎ、これからも地域安全活動に邁進

　浦賀から久里浜に移転した浦賀警察署は、移転後２年半の間も名称を引き継いできたが、名称と所在地が一致しないのは混乱を招くという多くの意見のもと４月１日、名称を「神奈川県横須賀南警察署」に改称、上地克明市長はじめ関係者を招き、除幕式が行われた。式典で金子秀行署長は「慣れ親しんだ名称を変えるのは寂しい気もしますが、今日から志を新たに署員が一丸となって、地域の皆様が安全で安心して暮らせる地域社会の実現に向け、管内の治安維持に邁進していきます」と力強く語った。
　歴史を紐解くと１８７８（明治11）年、横須賀署の浦賀分署として設立され１９２６（大正15）年、浦賀分署から浦賀警察署として独立。１９６０（昭和35）年、浦賀ドック前に３階建の庁舎が建設された。その後、庁舎は老朽化、耐震性の問題により久里浜に移転したが、浦賀の地名を冠したのは97年に渡る。
　上地市長は「市民の利便性を考えると名称変更はやむを得ない。管内はにぎわいと活気のある町。引き続き、浦賀警察署時代と変わらぬ誰もが心穏やかに暮らせる町になるようご尽力をお願いしたい」と挨拶した。
同署の管轄範囲は広く、横須賀市の人口の43%が住む地域を担っている。
横須賀市久里浜１丁目18番１号
【問い合わせ】☎０４６-８３５-0110