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2023.02.22

若者の自立をサポート!クラウドファンディングで協力求む(2023年2月24日号横須賀・三浦・湘南版)

若者の自立をサポート!クラウドファンディングで協力求む(2023年2月24日号横須賀・三浦・湘南版)

認定NPO法人 なんとかなる

 「家庭を頼れない若者の自立支援をクラウドファンディングで」と前横須賀市市長の吉田雄人さんが共同代表を務める「認定NPO法人 なんとかなる」は、一般市民に協力を呼びかけている。
親の虐待等が原因で児童養護施設に入っている子どもは18歳まで暮らすことができるが中学卒業後、学校に通えないと退所を余儀なくされる。同法人は児童養護施設、少年院などを退所・出院後、家庭に戻れない若者に住まい・仕事・学びを提供。2018年に児童福祉法に基づく「自立援助ホーム・なんとかなり荘」を、2021年に法務省管轄の「自立準備ホーム・なんとかでき荘」を開設運営し、これまで91名を支援してきた。
現在入居者は3名。退所時は家賃の契約料など約59万円が必要だが、若者は金銭管理が身についていないことが多い。今後、金銭基礎教育プログラムを取り入れるほか米英で行われている貯蓄奨励プログラムを参考に、例えば入居者が1000円貯蓄するとプログラム側が2000円を自立資金としてプールし、自立時に受け取れる仕組みを構築した。
目標額は200万円。5000円からどなたでも支援できる。2月28日(火)まで。
☎︎046(890)0177

※写真:「認定NPO法人 なんとかなる」スタッフ。左下が吉田さん