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2023.02.10
つるし雛飾りが彩る雅な世界(2023年2月10日号 金沢版)
3年ぶりに帰ってきた、龍華寺の地蔵堂いっぱいに広がる、つるし雛とお細工の数々。ひなまつりの時期に再開される展示を、楽しみにしていた女性の方はもちろん、男性の方もぜひお出かけを。
卯年に合わせて
大谷さんと、つるし雛との出会いは約15年前。旅行先でつるし雛のコンテストを見て感動し、パッチワークの経験を生かして作り始めた。すべての作品はひと針、ひと針に愛情と心を込めた手縫い。今回は卯年に合わせて、うさぎの作品も飾られる。手のひらサイズの作品から、たち雛の中型まで、実にかわいい。
お気に入り
現在は千点以上の作品があるそう。その中でも特にお気に入りの作品は「初めて本を見て作った『椿』と『ねずみの嫁入り』です。小さなねずみに合った着物の柄合わせをし、着せるのが楽しかったです」と振り返った。
和布の色鮮やかな美しさ
そのすべてを自宅で保管している。和布の色鮮やかな美しさは、絹ならでは。展示が終わったら、すぐ片付ける、それが色合いを長くきれいに保つ秘訣だそう。 「この3年間、新しい作品に着手はしましたが、なかなか大変でした。今回の開催日ごろには、龍華寺の地蔵堂に熱海桜が咲くと思います。ご来場の皆様が楽しんで見て下さる事が、私の喜びであり、製作意欲を高める原動力となっています。皆様に会えることを楽しみにしています」と大谷さん。ぜひお出かけを!
詳細
『第10回 つるし雛飾り&お細工物展』 入場無料
問合せ:045-782-7066(大谷さん) ※飲食NG ※マスク着用 ※写真撮影OK