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2022.01.12

私、新しいこと始めています!(2022年1月14日号横須賀・三浦・湘南版)

私、新しいこと始めています!(2022年1月14日号横須賀・三浦・湘南版)

アンニョンハセヨ!韓国語を勉強して約10年(葉山町在住の主婦・Sさん)

 韓国語を学んでいるSさんは「『冬のソナタ』を初めて見たとき、映像がきれいで俳優の清潔感、礼儀正しさを感じ、韓国の文化や生活習慣もおもしろく、韓流ドラマに夢中になりました」と話す。
地元で月に2回、ネイティブの女性から学ぶ韓国語講座が始まり、友だちに誘われて入会。ハングル文字や文法を学び、好きなドラマを字幕で観ながら楽しく勉強してきた。「韓国語は日本語の語順と同じなので年齢を重ねてからでもとっつきやすいです。〝無理”〝約束”など、発音が似ている単語もあります」。
Sさんの中級クラスでは授業の始めに自分の日常生活を韓国語で話す。日本語ができる先生なので、つい日本語が出ると、「ハングゴロ!(韓国語で)」と先生。親しい間柄では挨拶は「アンニョン」、また会おうねは「トマンナヨ」など。まだまだ韓国語で話すのは難しいけど、「頭の体操代わり」と友だちと励まし合って続けている。

「味噌汁のごとく、一日一首作っています」(横須賀市在住・荒井さん)

 「介護する我より辛き難病の夫は時おり幼子になる」
短歌会に属さず「我流です」という横須賀市在住の荒井由美子さん(71)は2019年4月、愛読している月刊誌『毎日が発見』の「短歌の時間」コーナーに初投稿すると一席に選ばれた。 
難病を宣告されて12年になる夫を介護をする中で紡ぎだされた、優しさにあふれる歌は「夫の辛さを思いやっているのがよく分かります。夫は時には甘えるのでしょうね。結句がいいです」と選評も添えられていて嬉しかった。同雑誌には2年ほどの間に短歌7首、初めて挑戦した俳句も2句入選すると俄然やる気も出てきた。短歌を始めるきっかけを作ってくれたのは地元、北下浦観光協会が主催する「北下浦牧水まつり」。7年前、何気なく投稿したら佳作をいただいたことが励みになった。
「日記と家計簿は三日坊主でしたが、ふと感じたことをメモに書き留めておけば短歌か俳句ができます。毎日作る味噌汁のごとき、今年はテーマを味噌汁にして、毎日一首作ることを決めました」。17音と31音に心の動きを閉じ込めることが面白くなってきた。