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2023.04.27

植物学者・牧野冨太郎 直筆手紙を初公開!(2023年4月28日号横須賀・三浦・湘南版)

植物学者・牧野冨太郎 直筆手紙を初公開!(2023年4月28日号横須賀・三浦・湘南版)

横須賀市自然・人文博物館にて6月18日(日)まで

 4月3日から始まったNHK連続テレビ小説『らんまん』は、日本を代表する植物分類学者の牧野富太郎(1862〜1957)がモデル。博士の功績を紹介した展示「牧野富太郎がみつめた植物ー植物標本が語るものー」が横須賀市自然・人文博物館(横須賀市深田台95)の本館3階で6月18日(日)まで開催中。
 同館の初代植物担当の学芸員、大谷茂氏は博士から毎月植物学の講義を受けていた。交流の様子がうかがい知れる大谷氏宛ての自筆の手紙やスミレに関する原稿が初公開され興味深い。
 博士は小学校の授業に飽き足らず14歳で小学校を自主退学し、独学で植物の知識を身につけた。22歳から東京大学理学部植物学教室に出入りし、分類学の研究に打ち込む。生涯で1500種類以上の植物を発表、収集した標本は40万点以上を数える。同館では神奈川県産を中心とした牧野博士が採集した標本が30点以上展示され、見どころ満載。5月3日(水・祝)13時〜14時には学芸員の山本薫さんによる展示解説がある。事前申し込み不要。
☎︎046(824)3688

※写真:展示解説をする学芸員の山本薫さん