編集部のオススメ記事

2022.04.01

【創刊45周年企画】「三浦半島活断層調査会」誕生秘話(2022年4月1日号横須賀・三浦・湘南版)

【創刊45周年企画】「三浦半島活断層調査会」誕生秘話(2022年4月1日号横須賀・三浦・湘南版)

 地域住民のコミュニケーションの場に。そんな思いで発刊し、地域情報紙「はまかぜ」は今年45周年を迎えました。周年企画第1弾として、ここでは「はまかぜと私」をテーマに、取材を通して出会い、今も本紙をご愛読いただいている方々に注目。当時の思い出を交えてお話を伺いました。

 1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災後、「活断層」という言葉がお茶の間に浸透した。活断層は全国に2000ヶ所以上、三浦半島にもあり、〝我が家はどんな地盤の上に建っているのだろう”ということが住民の最大の関心事になった。
本紙では当時、横須賀市自然・人文博物館学芸員だった蟹江康光さんに講演を依頼すると、参加者520名の大盛況。アンケートには「活断層の事を知りたい」という意見が多く寄せられ、三浦半島活断層調査会が誕生するきっかけとなった。
今年創立27年、会員数は現在57名。副会長の田上孝明さんは「活断層学会で発表したり、ブラタモリに2回出演しました」と話す。一般の方々に正確な情報を伝える講演活動も引っ張りだこで、講師を務める顧問の淺見茂雄さんは「小学生から大人まで約350回の講演をしました」。
北武断層は破砕帯の幅が約1㍍と考えられていたが、100㍍を超えるかも知れない。「さらに調査研究を続けます」と青木厚美事務局長は熱く語った。

(左から)副会長の田上孝明さん、顧問の淺見茂雄さん、事務局長の青木厚美さん。会員は随時募集中
☎︎080-1193-5179(青木さん)   atsumi-aoki@mcko.jp